ダイレクト増量1
2025.02.07
あらゆる材料の中で安いのは水です。水を食品に混ぜ込めば、文字通り「水増し」になります。そのいい例がハムです。ハムに「卵、大豆、牛乳」のアレルギー表示のあるのがあります。大豆や卵、牛乳が使われるのはおかしいですね。大豆は、大豆から抽出された「大豆たんぱく」のことです。油と水を乳化して、固める性質があります。卵の白身の部分は火に入れると固まる性質があります。卵白から固まる成分だけを抽出します。これが「アルブミン」というたんぱく質です。牛乳は、牛乳に含まれる「カゼイン」というたんぱく質を化学処理したものが「カゼインNa」という添加物です。これらを調味液に溶かしこみ、さらに発色剤、コチニール色素、肉と肉との結着剤のポリリン酸塩、水あめ、ゼラチン等を溶かしこみ、生肉に注射し、よく揉んだ後、成型のチューブに入れ加熱すると肉に注射した水分が固まります。

2へ続く…

当会のハムは、増量はしていません。燻煙をしているので、むしろ減量になっています(笑)。食品を買う時には、どんなものが入っているのかを見る必要がありますね。
知りたい情報は流通段階で止まっている
2025.02.06
添加物に限らず、原料がどの国から輸入されているか、どの国で加工されているか、また遺伝子組み換えの農作物は使われているか、残留農薬の試験結果など、消費者にとってはとても関心が高いことのはず。また、表示されないキャリーオーバーの理由、一括表示の中身も気になりますね。これらの情報は、メーカーはこと細かに書類にして取引先に提出しています。商品カルテというA4サイズで4~5枚に及ぶ書類には、今述べた情報の他、配合表、使用添加物の品名と量、製造工程まで書かれています。しかし、それはラベルのスペースに限界があり、しかも表示の義務がないため、私たちの知りたい情報は、小売店の段階で止まってしまいます。裏ラベルにこれらを記載することはできなくても、パッケージのQRコードやホームページで見られるようにできるはず。一部のメーカーはQRコードからパソコンで企業のホームページを開き、原産国などを知ることができます。情報公開を丁寧に行っている企業ほど、信頼できるのではないでしょうか。
 2月、転勤の時期となっている。今年は転勤をする人が多いようだ。よく年配の方から、人生は短いと聞く。やっと短いかもと思い始めた(笑)。人は完璧ではない。失敗を必ずする。しかし、トライ&エラーの繰り返しを愉しみ、自分が嫌なことは相手にもなるべくしないということをモットーに歩んでいこうと考えている。自分がされたら嫌なことを交渉の材料として使う人もいるようだが、どうなんだろう?私はやりたくないが、最近、流行っているのかな(笑)。
apple 3
2025.02.05
2からの続き…

私は葉を取らないこととしました。青森のりんご作りの先人達が残した「りんご剪定葉隠れ論語」をもう一度読み返しています。そして少しだけ、師匠のⓝさんが言いたかった事、りんご作りの道しるべが見えてきた気がします。「りんごの木はりんご木なり」「主枝は仁王のごとく、成枝は姫のごとく」「成枝はこぶつきをもらえ」「成り上がりの枝はころびやすい」「大胆小胆とも不可なり」「色の付きすぎた年は成枝を切れ」「満月から半月へ、半月から満月へ」「剪定は波紋状に影響する」「剪定は切らぬことと見つけたり」 私がりんごの木を植えて52年、一本一本に立ち向かいながら呪文を唱える。寒く冷たい日々です。だけど、楽しい日々です。りんごの実は絶妙なバランスで色が付き熟してくる。それを見極めるのは作り手側の仕事である。ある庭師が、師匠から「枝はいいから、心を磨け」と常に言われ続けたと言う。私もこの年になってわかる気がします。りんごも大根も白菜も人が作る。作り手の感性がすべてに表れる。りんごも野菜もキノコも、もう少し作り続けるつもりです。野菜はいろいろ作ったけれど、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは失敗しました。ナメコだめでした。しかし、あの有名な作詞家 阿久悠が「私が作詞して世に出なかった歌の数は誰にも負けない」という言葉に、“作り続けなければ何も生まれない”と言い聞かせています。もう年だから、昔を思い出し悠々と暮らすなどとは出来そうもありません。日々イライラしながら、もの作りを楽しむつもりです。でもいつか里山の切り株にすわって、亡くなった渡部有喜、笹原功、吉田和弘を思いながら“風にふかれて”を夢みることはあります。
2025.1.19

笹野さんのことは、私は覚えていないですが、有喜さん、吉田さんとは交流があった。人はいつかは死ぬ。しかし。皆、死ぬことを考えず、生きている。私もそうだ。Ⓚさんは、たぶん死んでいった仲間たちに自分の意気様をずっと見せていくつもりだろう。その先には、花が溢れ、彼の偉大さがわかるときが来るかも。まあ今年のりんごも「おいしい!」と連絡がたくさん来た。その数にはビックリしたが、ありがたい話だ。

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