表示の不思議
2024.09.11
表示はその食品を入れた容器包装に書くことになっています。例えば、コンビニやスーパーで、製造したものを仕入れ個別包装して食品を販売する場合、その内容を表示しなければなりません。ところが、容器に入れずバラ売りするものは表示しなくてもいいのです。表示面積が30㎠以下の小包装食品も表示を省略することができるのです。
 原材料を製造する際に使用された食品添加物が最終製品にそのまま移行するけれど、微量で最終製品には効果がないとされる「キャリーオーバー」や、最終製品に物質が残らないという前提で使われている「加工助剤」も表示しなくていいことになっているのです。せんべいなどに使う醤油に含まれる保存料などが「キャリーオーバー」にあたり、表示義務はないのです。また、カット野菜を殺菌するため次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤を使うことがありますが、「加工助剤」として表示は免除されているのです。そうしたことから、日常の食事から食品添加物を摂取することが多くなるということです。
 みんながやっているからやってもよい。この傾向が加速するとモラルハザードとなります。モラルという曖昧な言葉ですので、一人ひとり考えていることや感じることは違います。ですので、その人自身の性格がよく出るような気がします。最近、久しぶりに朝ドラを見ていますが、多様性に富み、色々考えさせられる作品だと感じています。まあ、アニメはいつも多様性に富んでいますが…(笑)。
豚肉
2024.09.10
 2019年、豚熱発生後、豚熱をきっかけに、養豚を続けるかを迷いつつ、何とか再開することを決心した生産者。彼は言葉数は少ないが考え方に芯があるように感じている。そして、アニマルウェルフェアの考え方を取り入れて豚の尻尾を切らないなど、豚舎も改修しました。母豚と仔豚がいる時間を長くするようにし、豚の気持ちに寄り添い養豚を行っています。年齢も40歳そこそこ?と一番いい時期らしい(笑)知らんけど。最近、家族も養豚を手伝うようになったそうです。僕も小さいときから知っている間柄ですし、おいしい豚肉ですので応援したいと思っています(脂身がしつこくない、そしてほんのり甘みを感じる)。そして生活者の会では豚の1頭買いを行っています。これは、生産者の豚肉を豚肉会員で、全ての部位を食べてみる。余ることなく全て食べきるという考え方です。
 誰しも大変な出来事は必ず訪れる。しかし、その時どう生きるかをまた自分自身に問われるかもしれない。大谷翔平が50.50をできるか楽しみにしている。ホームランや盗塁をすることを当たり前に見ている自分がいる。しかし、彼の努力と才能には驚いている。なおかつ、その日に記録が出なかったとしても見てて楽しい。生き方の勉強にもなっている(笑)。
アルミニウムの話
2024.09.05
 アルミニウムには神経毒性があり、動物実験のデータをもとに摂取限度が設定されていますが、日本人の摂取量はこれを超えるか超えないかすれすれの量です。厚生労働省などは認めていませんが、一部の専門家が指摘するアルツハイマー病のリスクを考えたら、もっとずっと低く摂取を抑える必要があります。私たちの生活で、最も多いアルミニウム摂取源は食品添加物、主として菓子類やミックス粉に使用される膨脹剤のミョウバンです。厚労省も2013年にミョウバンの使用を抑えるよう業界に要請したほどです。少しは減ったようですが、いまだに多くの菓子類にミョウバンは使用されています。そして一括名で「膨脹剤」としか書かれていないので、私たちは知らずに食べてしまっているのです。アルミ鍋(アルマイト加工されたものを含む)でも、古い鍋や、酸性またはアルカリ性の食品の調理、中性でも調理後に料理を鍋に放置すると、アルミニウムが溶出します。こうしたことに気を付ければ、アルミ鍋から溶出するアルミニウムの摂取量はそれほど大きくはありません。とくに幼児は、アルミニウムの摂取量に気をつける必要があるのではないでしょうか。
 私の大好きだったおばあちゃんが認知症になりました。そういえば、アルミの鍋を使っていたような気がします。摂取量はそれほどでもないと思いますが、塵も積もれば何とかという風になったのかなと。あの時、知識があれば、おばあちゃんにステンレスの鍋をプレゼントしたらと亡くなったあとに思う次第です。そして、この20年間、アルツハイマー病の死亡率が急増しているそうです。

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