暮らしの中の農薬
2021.09.24
 化学物質とくに農薬の危険性はよく知られています。しかし、家庭の中を見ると意外と農薬が多いことに驚かされます。例えば、壁紙、防虫たたみ、殺虫剤や除草剤、トイレの消臭剤、衣類の防虫剤、蚊取り線香などなど。暮らしの中で農薬の曝露を受けるのは、食事、家庭(家)、環境のそれぞれ3割くらいと考えられます。使用度が増えれば、その割合いも増えていきます。あとの1割はその他の要因と考えられます。その中でも、食事と家庭の農薬の曝露は確実に減らすことができます。特に、子供や体の弱い方は気を付けるようにした方がよいです。暮らしの中に農薬が使われていることを知り、なるべく使わないように心がけたいものです。
合成着色料
2021.08.26
 多くの食品や飲料の着色料として使用される合成色素は、子供の注意力や活動に悪影響を及ぼす可能性があるとカルフォルニア州環境保健ハザード評価局が2021年5月に発表した。合成色素は、注意力の欠如、多動性、落ち着きのなさなど、子供の神経行動に悪影響を及ぼします。EUではこの問題に2010年頃から取り組み着色食品に警告表示を義務付けています。食品添加物の影響は、今からわかることが徐々に出てくると思うが、わかる速度はとてもとても遅い速度であろう。
食品添加物
2021.06.09
 今回は商品の説明はやめて、食品添加物の話を書きたいと思います。食品添加物は、今やどの加工食品にも入っていると思ってください。そして、生活者の会の考え方は、日常の生活の中で、それだけ食品添加物を減らすことができるかです。答えは簡単です。自炊をすることです。
 食品添加物は、加工食品の賞味期限や消費期限をなるべく長くすることなど(傷みを遅らせる)を目的としています。売る側としては、なるべく入れたいと思うはずです。そのため、食品添加物は、多用されます。そして、食品添加物は発がん性があるものや食品添加物をつくる原料が遺伝子組み換え食品からつくられているものが非常に多いのが現実です。食品添加物は、加工食品の中に占める割合はごくわずかです。しかし、多く取り続けると体にどのような影響が出るのか、色々な食品添加物を複合的に摂取し続けるとこれまた体にどのような影響があるのかは、実際のところわかっていません。しかしながら、食品添加物を含んだ食品を家畜に与え続けると家畜の死産率が上がるという報告などがあり、人にも影響が少なからずあると思われます。
 その意味でも、食品添加物を減らすため、家庭ではなるべく料理をするということが大切ではないかと考えます。
ハム、ソーセージ
2021.05.26
 市販のハムは、発色剤、結着剤、合成保存料、人工着色料、化学調味料と食品添加物が使われています。食品品添加物は遺伝子組み換えの原料でほとんどがつくられており、発がん性があるものが多く、少量ではありますが毎日食べると蓄積されていきます。毎日の家庭では、食品添加物の摂取をなるべく減らす必要があります。そして、燻煙されていないハムやソーセージは保存料が使われます。
燻煙をすると1kgの肉に対し、約700gしかできません。市販のものは、肉1kgに対し約950g~1400gできます。これは、水を強制的に肉へ注入し、水が抜けないように結着剤、乳化安定剤を添加し、増量しているからです。
 本当のハム、ソーセージは、燻煙やボイルをしています。原材料表示を見れば、食品添加物を使っているものはすぐにわかります。そして、豚はアニマルウェルフェアに則った飼い方をしている豚肉だと尚、よいです。
2021.05.19
日本の油の90%は、コーン油、大豆油、キャノーラ油、綿実油、サラダ油がほとんどです。海外からの輸入原料を使った遺伝子組み換えのものです。そして、農薬の危険性もあります。そして、それらの油は、薬品(ノルマルヘキサン)で抽出する方法をとっています。薬品で抽出するため、酸化防止剤を使います。あと無色・無臭にするためにも薬品が使われます。
いい油は、機械圧搾で搾られた油です。菜種油が多いですが、比較的熱に強く、必須脂肪酸であるオメガ3不飽和脂肪酸を豊富に含みます。そして、国産を選ぶようにしましょう。国産の場合は、遺伝子組み換えではありません。国産ではない場合は「遺伝子組み換えでない」ものを選びましょう。
油でコレステロールゼロの表示がみられますが、植物油はコレステロールはゼロですし、食品のコレステロールは血中コレステロールを増やしません。

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