長い尻尾の話2
2025.03.04
1からの続き
切らずにやれないものかと試したこともあったけれど、悲惨な結果に終わった。そうこうしているうちに豚熱で殺処分となって、今は、どうにか尻尾を切らずにすむ飼い方をしている。なぜ豚には尻尾があるのか(あるいはなぜ人にはないのか)、もっともな理由は別にして、動物に尻尾がはえているのは、神さまのユーモアなんじゃないかという気もする。くるんと巻いた豚の尻尾、うれしそうに振る犬の尻尾、上品なカーブの猫の尻尾、ふさふさりっぱなリスの尻尾、おまけみたいな熊の尻尾、あやしげな狐の尻尾、風にゆれる馬の尻尾、どんな動物の尻尾にも、その動物のために特別に造られた、生の意匠を見ることができる。そしてまた固有の生であるゆえに負わなければならないものへの、いとおしさを感じはしないだろうか。
3へ続く…
豚の生産者Gさんは、男前で寡黙。私と正反対(笑)。そして、こんなに豊かな文章。憧れるね~。人としてのカッコよさを学ぶために3年ほど、修行に行きたい気分。豚肉もおいしい。ぜひ食べて見てください!
切らずにやれないものかと試したこともあったけれど、悲惨な結果に終わった。そうこうしているうちに豚熱で殺処分となって、今は、どうにか尻尾を切らずにすむ飼い方をしている。なぜ豚には尻尾があるのか(あるいはなぜ人にはないのか)、もっともな理由は別にして、動物に尻尾がはえているのは、神さまのユーモアなんじゃないかという気もする。くるんと巻いた豚の尻尾、うれしそうに振る犬の尻尾、上品なカーブの猫の尻尾、ふさふさりっぱなリスの尻尾、おまけみたいな熊の尻尾、あやしげな狐の尻尾、風にゆれる馬の尻尾、どんな動物の尻尾にも、その動物のために特別に造られた、生の意匠を見ることができる。そしてまた固有の生であるゆえに負わなければならないものへの、いとおしさを感じはしないだろうか。
3へ続く…
豚の生産者Gさんは、男前で寡黙。私と正反対(笑)。そして、こんなに豊かな文章。憧れるね~。人としてのカッコよさを学ぶために3年ほど、修行に行きたい気分。豚肉もおいしい。ぜひ食べて見てください!