アトピー乳児に早期治療
2023.05.19
アトピー性皮膚炎の乳児に、早い段階から塗り薬などを使った積極的な治療をしたところ、卵アレルギーの発症を4分の1減らせたとの研究結果を、国立成育医療研究センターのチームがまとめた。卵に含まれるアレルギー原因物質は、主に皮膚の炎症部位から入り込むと体が異物と認識し、免疫機能が働き嘔吐などアレルギー症状引き起こす抗体が作られるとの仮説が知られていた。ただ、それが臨床研究で確認されたことはなかった。アトピーはかつて、卵や牛乳、小麦など食物アレルギーを引き起こしやすいものを食べることで悪化すると言われ食事制限などが行われてきた。しかし、近年になってアトピーの発症後に、食物アレルギーを引き起こした例が報告されるようになってきた。アトピー治療を早くするほど、食物アレルギーの発症率が下がるという報告があったが、詳細な裏付けはなかった。この場合、病院に行くのが適切だと感じる。アレルギーに関し、医師に尋ねた際、医師は「アレルギーは患者自身が努力し、完治していく。私自身、治療に関しての知識を与えるのみだ」とおっしゃっていました。そして、なぜアレルゲンを食べて治るかの医学的根拠はまだ確立されていないともおっしゃっていました。