アルミニウムの話
2024.09.05
 アルミニウムには神経毒性があり、動物実験のデータをもとに摂取限度が設定されていますが、日本人の摂取量はこれを超えるか超えないかすれすれの量です。厚生労働省などは認めていませんが、一部の専門家が指摘するアルツハイマー病のリスクを考えたら、もっとずっと低く摂取を抑える必要があります。私たちの生活で、最も多いアルミニウム摂取源は食品添加物、主として菓子類やミックス粉に使用される膨脹剤のミョウバンです。厚労省も2013年にミョウバンの使用を抑えるよう業界に要請したほどです。少しは減ったようですが、いまだに多くの菓子類にミョウバンは使用されています。そして一括名で「膨脹剤」としか書かれていないので、私たちは知らずに食べてしまっているのです。アルミ鍋(アルマイト加工されたものを含む)でも、古い鍋や、酸性またはアルカリ性の食品の調理、中性でも調理後に料理を鍋に放置すると、アルミニウムが溶出します。こうしたことに気を付ければ、アルミ鍋から溶出するアルミニウムの摂取量はそれほど大きくはありません。とくに幼児は、アルミニウムの摂取量に気をつける必要があるのではないでしょうか。
 私の大好きだったおばあちゃんが認知症になりました。そういえば、アルミの鍋を使っていたような気がします。摂取量はそれほどでもないと思いますが、塵も積もれば何とかという風になったのかなと。あの時、知識があれば、おばあちゃんにステンレスの鍋をプレゼントしたらと亡くなったあとに思う次第です。そして、この20年間、アルツハイマー病の死亡率が急増しているそうです。

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