抗菌ソープ
2025.01.30
2016年9月2日、アメリカの食品医薬品局(FDA)は抗菌ソープに使用されている化学物質はホルモンを阻害する可能性があるとして19種の指定された化学物質を1つ以上含む抗菌ソープすべてを禁止しました。通常の石けんより殺菌効果があるという根拠がなく、長期使用の安全性も検証されていないということです。その化学物質の一つがトリクロサン。病院内での使用目的で1960年に開発されたこの物質は、1980年代には家庭での使用目的で液体ソープに混入され一般発売が開始。トリクロサンは薬用ハンドソープに限らず、一部のウェットティッシュや歯磨き粉、化粧品、洗剤、まな板、おもちゃ、プラスチック製品などにも含まれています。
しかし最近の研究ではトリクロサンの長期使用により人間の内臓内の微生物叢(びせいぶつそう)を変質させることで健康上悪影響があるという関連性が認められています。米国疾病予防管理センター(CDC)が米国人2517名を対象に尿検査を実施したところ、75%からトリクロサンの痕跡が検出されました。『Science』誌のオンライン版に2016年7月22日付で発表された意見論文では、シカゴ大学で微生物を研究するアリソン・イーとジャック・ギルバートがこの状況を変える必要性を訴えています。
トリクロサンは、経口と皮膚を経由して体内に取り込まれます。人体の中に存在しているほか、母親から胎児に移ることもあります。複数の研究によると赤ん坊は誕生直後から殺菌剤にさらされることがわかっています。これは殺菌剤に大きく依存している病院出産を行った場合に特に顕著であります。論文では体内の微生物叢が形成される初期段階で殺菌剤にさらされることにより、わずかではあるが長期的に健康に影響を与える可能性があると記されています。殺菌剤が人間の微生物叢を混乱させることで、神経疾患から関節炎、アレルギー、肥満、過敏性腸症候群まで、広範にわたる症状が起こる可能性があるからです。実験生物として利用されるゼブラフィッシュを使った複数の研究により、トリクロサンによって実際に腸内の微生物叢が大きく変化することがわかっています。
トリクロサンにはバクテリアを殺菌する効果があっても手洗いに要する時間では、バクテリアに接触している時間が短すぎるため効果がありません。FDAは「普通の石けんで手を洗い水で洗い流すことは感染症を予防し、あるいは細菌類が他人に拡大感染する予防として、最も重要な方法である」と指摘しています。そしてトリクロサンが人の母乳、尿、食品、魚などの生態系などに幅広く残留していることが問題視されています。
殺菌と言えば、私は牛乳の高温殺菌。つまり、牛乳の中を無菌にする。菌がないことを綺麗なことだという考えが一般的に広まり過ぎた結果に過ぎない。無菌状態というのは、異常な状態だ。無菌状態の中に、動物にとって悪い菌が住み着くと、そこは死の世界。とても生きることができない。地球は色々な菌が生息している。人や動物もその菌に助けられたり、弱らさせられたりと仲良く過ごしているのだ。人は、人にとっていい菌のみを食べ物などに着け、たんぱく質などを分解してアミノ酸などにし、長期保存ができるようにしているのだ。その菌を殺すものは、人にとっても有害に違いない。知らんけど(笑)。
人にとっていい菌を集めて、入浴剤を作ってみた。一度、試してほしい(笑)。
しかし最近の研究ではトリクロサンの長期使用により人間の内臓内の微生物叢(びせいぶつそう)を変質させることで健康上悪影響があるという関連性が認められています。米国疾病予防管理センター(CDC)が米国人2517名を対象に尿検査を実施したところ、75%からトリクロサンの痕跡が検出されました。『Science』誌のオンライン版に2016年7月22日付で発表された意見論文では、シカゴ大学で微生物を研究するアリソン・イーとジャック・ギルバートがこの状況を変える必要性を訴えています。
トリクロサンは、経口と皮膚を経由して体内に取り込まれます。人体の中に存在しているほか、母親から胎児に移ることもあります。複数の研究によると赤ん坊は誕生直後から殺菌剤にさらされることがわかっています。これは殺菌剤に大きく依存している病院出産を行った場合に特に顕著であります。論文では体内の微生物叢が形成される初期段階で殺菌剤にさらされることにより、わずかではあるが長期的に健康に影響を与える可能性があると記されています。殺菌剤が人間の微生物叢を混乱させることで、神経疾患から関節炎、アレルギー、肥満、過敏性腸症候群まで、広範にわたる症状が起こる可能性があるからです。実験生物として利用されるゼブラフィッシュを使った複数の研究により、トリクロサンによって実際に腸内の微生物叢が大きく変化することがわかっています。
トリクロサンにはバクテリアを殺菌する効果があっても手洗いに要する時間では、バクテリアに接触している時間が短すぎるため効果がありません。FDAは「普通の石けんで手を洗い水で洗い流すことは感染症を予防し、あるいは細菌類が他人に拡大感染する予防として、最も重要な方法である」と指摘しています。そしてトリクロサンが人の母乳、尿、食品、魚などの生態系などに幅広く残留していることが問題視されています。
殺菌と言えば、私は牛乳の高温殺菌。つまり、牛乳の中を無菌にする。菌がないことを綺麗なことだという考えが一般的に広まり過ぎた結果に過ぎない。無菌状態というのは、異常な状態だ。無菌状態の中に、動物にとって悪い菌が住み着くと、そこは死の世界。とても生きることができない。地球は色々な菌が生息している。人や動物もその菌に助けられたり、弱らさせられたりと仲良く過ごしているのだ。人は、人にとっていい菌のみを食べ物などに着け、たんぱく質などを分解してアミノ酸などにし、長期保存ができるようにしているのだ。その菌を殺すものは、人にとっても有害に違いない。知らんけど(笑)。
人にとっていい菌を集めて、入浴剤を作ってみた。一度、試してほしい(笑)。