アニマルウェルフェア(AWF)
2024.01.19
朝日新聞デジタルで「身近な卵の裏で、朝の仕事は死体取り出し、ボロボロになる鶏たち」(2023.11.13)を見ました。
そこで、たまごについて書きます。
まず、生活者の会のたまごの鶏は約1,000羽。鶏舎に人が入ってもニワトリがおとなしい。それは、広い空間で自由に動くことができる環境が整っているからです(平飼い)。そして、鶏舎は清潔で、きれいです。餌は、国産の飼料米やコメヌカを中心に自家配合しています。そして4月から10月末まで、緑餌(生草)をほぼ毎日、与えています。遺伝子組み換え飼料は使用していません。
一方、市販の卵の鶏は、約1,000,000羽以上。抗生物質をいれた餌を与え、身動きができないくらい狭い空間の柵(B5判サイズの用紙より狭い)が何段にも積み上げられています。鶏舎には窓はなく、電灯で1つでも多く卵を産むように管理されています。窓のない鶏舎は、環境が悪く気管支の病気になりやすく、その予防のため薬のシャワーがかけられています。その他に、殺虫剤、殺菌剤などがかけられ薬漬けになっています。鶏たちは、ゲージにぎゅうぎゅうに詰め込まれているのです。
市販の卵の割合は約90%以上となっており、高い卵であろうとケージ飼いの可能性があります。効率を重視し、ただ産むだけの鶏は心身ともにボロボロでいい卵を産むことはできないように思いますし、あまり食べたいとも思いません。そういう考えがアニマルウェルフェアの基になっているのだと考えます。
卵だけでなく、日本の畜産関係はかなり効率を重視したものになっています。その中で、当会が扱う商品については、食べるということの意味を問い、生産者においしかったよと伝えられるものを取り揃えております。

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