たまごのお知らせ
2024.11.01
 9月後半のたまごで、白身と黄身が混ざった卵があったとのご連絡を受けました。生産者に問い合わせたところ、平飼い卵は集卵箱という箱にニワトリが入り、たまごを産み収穫します。しかし、たまに地べたで産む鶏もいます。その卵は出荷しないようにしていますが、集卵箱でない卵が入った可能性があるということです。このことを受け、分別をもっとしっかりするそうです。
 今夏の暑さにより、たまごの集卵数が1割減ったということです。皆様も体調には気をつけてください。
 日本の養鶏の90%以上は、「ケージ飼い」です。「ケージ飼い」は、狭い柵が何段も積み上げられ、身動きの取れない空間で鶏は、抗生物質入りの配合飼料を与えられ、卵を産む機械のように扱われています。そのため、病気になりやすく、多くの薬が使われます。効率よく卵を産むように考えられたシステムで、卵の価格も安くなります。
一方、「平飼い」は、鶏が自由に広い空間を動くことができ、土に触れ、土をつついたり、砂浴びをすることができます。そのことにより、健康で丈夫な体を維持することができます。当会では、エサは自家配合をしたものを与え、青草があるときはなるべく青草(緑餌)を与えています。平飼いは、たまごを産むための木箱を用意していますが、たまに鶏舎の床に産む鶏もいます。
 たまごが、赤玉だからと言って平飼いたまごとは限りません。たまごの色は鶏の羽の色で決まるからです。そして、近年、畜産や畜禽のアニマルウェルフェアが叫ばれています。国際的な動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点から「平飼い」や「放牧飼い」が勧められております。しかし、日本の養鶏や畜産の現状は、とても遅れており、動物より生産効率を重視する「ケージ飼い」の卵が90%以上となっています。
体にいいたまごは、健康な鶏から産まれた、たまごであります。エサにも気をつけていることも重要となってきます。

- CafeLog -